大学卒業した件、陰気な大学生の独白

そういえば前に大学(学部)を卒業しました

理系の大学なので選択肢としては院進や就職など色々選択肢はあったもののこのまま学部の勉強を続けることの不安や研究室への不満などがあったので就職を選んだ

 

そんなこんなで卒業式が3月にあったがうちの大学(というか理系の人たち)は8〜9割は大学院に進学するため卒業式はあったもののみんなそんなにお別れムードでも晴れやかなムードでもなく、なんとなく忙しいような、卒業研究を終えて安心しているような顔をしていた気がする、そんな卒業式の日記を残しておく

 

まず学校に行ってサークルの仲間と写真を撮るという約束があったのでそれに行ったがその時点で少し嫌なことを思い出した、そういえばこういう皆で集合写真を撮るみたいな雰囲気苦手だったなと、集合写真って感情殺した写真にしかならないのであまりすきじゃない。

 

写真を撮り終えて先輩や後輩と話している時間があったが、自分と話したそうな人も、特別話す人もいなかったのでそそくさと学校関係の手続きや就職先に出す書類の申請、資格の取得の申請などを終えた。用事があると安心する。

 

ちょっと時間が余ると寂しさと虚しさで潰れそうになったのでなんとか用事を探して研究室に行って荷物を整理したりちょっと遠い場所にご飯を食べに行ったりしていた、今思えば何してたんだろう…

 

そんなことをしているうちに卒業式に出る気が失せて式に出ずに卒業証書だけもらって帰ろうという考えがよぎる、結局学部の友達を見かけそのまま一緒に式に出た

 

式が始まるといろんな話や成績優秀者が表彰されているのを見てまた虚しい気持ちになった、今日の主役はあの人達なんだろうな、大学はあの人達のために用意されてるんだろうなー、この場所は僕がいるべきところじゃない

高二病みたいなこと考えてて笑う

 

式が終わると時間があり、久々に会う人達と話に花を咲かせていた。僕はというと、この一年を通してかなり心境の変化もあって、人と騒ぐのが苦手になっていたり、人と写真を撮るのもなんとなく恥ずかしかったとかの理由でみんながレンタルの振り袖とおそらく成人式以来に出したであろうスーツで写真を撮っている空気に耐えられず食堂の椅子に座っていた

 

それから先は卒業証書を受け取り、研究室に挨拶をしてなんだかんだで家に帰った、今まで何度か卒業式を経験してきて、おそらく人生最後になる卒業式が終わったがこんなに虚しくて実感のない卒業式は始めてだった

 

そういえば帰りの電車で花を持っている卒業生を見て成人したときに卒業までの目標として「卒業式のときに花をもらいたい」と思ったのを思い出した。結局帰りの荷物には卒業証書と少しの書類しか入っていなかった

 

大学生活を総括するのも変な感じではあるが、とにかく卒業式に行った感想としてはこれ以上大学生活を続けるのは無理だと思った、騒いでるところに入るのも見るのも疲れるようになってしまったし学生の本分である勉強も興味が完全に失せてしまっていた、僕はもともと広く浅く知識をつけるのが好きなので、どうにも専門性のある勉強は苦手らしい、あと細かい作業があると間違いなく失敗する。実験器具何回割ったことか…

 

とはいえ大学いったのが無駄とは思っていない。入った研究室では色々経験させてもらったし、色々助けてもらったし、成長もさせてもらった。できたことは半人前だけど。

 

春からは就職して新しい環境で会社員として働いている、大学よりは無力感はなく、人間関係も仕事として築けばいいので気楽で良いなと思ったり、いや、もうちょっと時間が経ったらお仕事嫌だと思うかもしれない

 

そんなこんなで大学卒業したって話でした!